貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6098 リクルート

東証P
6,834円
前日比
-6
-0.09%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
29.7 5.40 0.34 2.18
時価総額 112,750億円
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─株式投資の勝利鉄則は未来の先取り!


「株式投資の勝利鉄則は未来の先取り!」

●コロナ縮小しても遅れる雇用の回復

 日本でも新型コロナワクチンの接種が始まった。まずは医療関係者が対象であり、次は高齢者となるので、私が接種を受けられるのは4月以降になる。

 もちろん、ワクチンを接種すればもう安心というわけにはいかない。しかし、ファイザー社製のワクチンの場合、有効性が95%前後に達するというのだから、自宅シェルター生活からはようやく抜け出せそうだ。

 私は現在、ラジオ出演は自宅事務所からスマホを使ってリモート対応している。月に1回定期的に予定されているセミナーは、最寄り駅近くに借りている事務所でのDVD撮影で行っており、仕事にはほとんど支障がない。そのため、正直このままでよい、という思いもある。

 しかし、旅行に出たり、行きつけの理容店に行くこともできない(困ったことに都内の溜池山王にあるのだ)。最近亡くなった知人もいるのに葬儀への参列もかなわない……。

 「こんな日々はもう嫌だッ」となるのだが、間もなくそんな日々から解放されると思うと、ワクチン接種が待ち遠しくてならない。そして、こんな私のちっぽけな期待感とは比較にならないほど大きな期待を寄せている人も多いと見てよい。コロナ禍で失った仕事への復帰や再就職といった切実な問題があるからだ。

 コロナの感染拡大が縮小に転じても、雇用はなかなか回復しないだろう。飲食や旅行、そのほかアメニティー施設の利用ももちろん簡単には回復しないが、雇用の回復は最も遅れる。雇用は一度それを執行すると簡単に解除できないから、どうしてもそうなってしまう。

 しかし、コロナの感染拡大前は、どこも人手不足で雇用の確保に苦慮していたのだ。雇用情勢がそんな状態まで戻るには数年を要するだろうが、株式投資の勝利鉄則は未来の先取りにある。

●雇用関連企業に先回り投資

 そこで、雇用関連企業に注目したい。まずは最近盛んにCMを打ちまくっているリクルートホールディングス <6098> になる。CMをガンガン打てることだけでも、この会社の雇用回復の先取りに対する本気度がうかがえて株も期待が持てる。

 アルバイト紹介と給与管理代行で存在感を高めつつあるフルキャストホールディングス <4848> も、浅い押し目を見逃さないようにしたい。

 雇用情勢が回復すると当然流動性も高まり、転職も活発化すると見てよく、転職紹介で信頼度が高いエン・ジャパン <4849> も押し目をつけつつあり、反発を待つ作戦がお勧めだ。

 自動車や電機、電子分野など向けの 技術者派遣に強いアルプス技研 <4641> も、目先株価が反落中なだけに拾っておきたいところだ。これまた反発の兆し出現を待ちたい。

 テレビやゲーム、Web、広告企業などへのクリエイター派遣で知られるクリーク・アンド・リバー社 <4763> も株価の着実高が見込める銘柄の一つになる。

 最後に株価急騰中でややリスクが高くなっているが、建設現場の管理に不可欠な建設技術者派遣で圧倒的強みを持つ夢真ホールディングス <2362> [JQ]を。

2021年2月19日 記

株探ニュース

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