話題株ピックアップ【夕刊】(2):カカクコム、マクセル、INPEX
■カカクコム <2371> 1,875.5円 +50.5 円 (+2.8%) 本日終値
カカクコム<2371>が続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンド、オアシス・マネジメントの株式保有割合が5.23%から7.94%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「ポートフォリオ投資及び株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。
■マクセル <6810> 2,100円 +55 円 (+2.7%) 本日終値
マクセル<6810>が続伸。10日の取引終了後に、対面での本人確認業務を支援する「本人確認ソリューション」の提供を3月下旬に開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同ソリューションは、マイナンバーカードや運転免許証の個人情報をICカードリーダーで読み取り、真偽判定や本人確認を行う。オンライン資格確認などで実績のある非接触ICカードリーダー・ライタ「M-1850S」「M-1860B」と、ICチップから取得したデータを実際のカード券面イメージで表示するアプリケーションを組み合わせて提供するもので、これにより大規模なシステムを構築することなく、既存PCを活用し初期導入工数を抑えた運用が可能になるとしている。
■INPEX <1605> 4,171円 +80 円 (+2.0%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>は高い。全体相場が上昇するなか、買い優勢の展開となっている。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限は前日比11.32ドル安の1バレル=83.45ドルだった。主要7カ国(G7)が石油備蓄の放出などを議論し、備蓄放出の思惑が浮上した。また、「米海軍はホルムズ海峡を通る石油タンカーの護衛に成功した」とライト・米エネルギー長官は10日、X(旧ツイッター)に投稿し一時76.73ドルに下落する場面があった。ただ、投稿は削除され、イランがホルムズ海峡で機雷敷設の準備に動いている可能性があると報じられると時間外取引で88ドル台まで上昇。日本時間の午前10時30分時点では83ドル近辺での値動きとなっている。INPEXなどにとって原油高は追い風との見方が多いが、ホルムズ海峡の封鎖や中東情勢の不安定化はマイナス要因となることも予想され、足もとでは強弱感も対立している。
■帝国繊維 <3302> 3,150円 +50 円 (+1.6%) 本日終値
帝国繊維<3302>が3日続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による保有割合が9.07%から10.10%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は3月3日となっている。
■トライアル <141A> 3,840円 +60 円 (+1.6%) 本日終値
トライアルホールディングス<141A>が3日ぶりに反発。10日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.1%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。節分の時期に、海鮮を贅沢に使った恵方巻や手巻き寿司セットなどの豊富な商品ラインアップを揃えたことが顧客の支持を得て、総菜や鮮魚の売り上げに貢献した。なお、全店売上高は同9.3%増だった。
■サンワテクノス <8137> 3,290円 +45 円 (+1.4%) 本日終値
サンワテクノス<8137>が続伸。大株主である加賀電子<8154>が10日の取引終了後、サンワテク株式116万3100株(議決権ベースで7.25%)を11日付で取得すると発表したことが手掛かり材料視された。
■セルシス <3663> 1,379円 +14 円 (+1.0%) 本日終値
セルシス<3663>が後場上げ幅を拡大。この日午後、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップを実施するとともに、買い切り版について平均10%の価格改定を実施すると発表しており、好材料視された。
■大同メタル工業 <7245> 1,040円 +9 円 (+0.9%) 本日終値
大同メタル工業<7245>が続伸。10日の取引終了後、金融機関の株主を中心とした既存株主を売り出し人とする542万9000株の売り出しと上限を81万4300株とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表したが、3月に入ってからの株価急落で自律反発狙いの買いが入ったようだ。売り出しは、株主構成の再構築と株式の流動性の向上を図るのが狙いとしている。なお、売出価格は3月17日~23日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.53%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視する動きもあるようだ。取得期間は4月20日から8月31日までで、株式の売り出し実施に伴う株式需給への影響を緩和するのが狙いとしている。
■第一実業 <8059> 3,365円 +25 円 (+0.8%) 本日終値
第一実業<8059>が続伸。この日、自動車製造向け外観検査システムを開発するコニカミノルタ<4902>グループのアイネス・システムズ社(スペイン)と、日系自動車メーカー(OEM)を中心とするグローバル販売代理店契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の契約により第一実は、アイネス社が提供する最先端の「自動車塗装欠陥・シーラー検査システム」及び「隙間・段差・傷凹み検査システム」の取り扱いを開始し、自動車完成車メーカーへ向けた品質管理ソリューションの提供を強化するとしている。
■東宝 <9602> 1,625円 +8 円 (+0.5%) 本日終値
東宝<9602>が4日続伸。10日の取引終了後に、映画配給部門と映画興行部門の2月度の興行成績速報を発表。配給した邦画作品の興行収入(興収)が前年同月比0.6%減となり、1月の49.6%減から減収率が大きく改善したことが好感された。一方、TOHOシネマズなどで上映された全ての作品による興行部門の興収は同1.1%増となった。両部門とも「ほどなく、お別れです」「映画『教場 Requiem』」「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」などが貢献した。
株探ニュース