【↓】日経平均 大引け| 急反落、米株安や中東警戒で全面安 (3月19日)
日経平均株価
始値 54287.80
高値 54333.02
安値 53190.18
大引け 53372.53(前日比 -1866.87 、 -3.38% )
売買高 31億2932万株 (東証プライム概算)
売買代金 8兆5364億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、下げ幅一時2000円超で全面安
2.FOMC後の米株急落で警戒感
3.中東情勢を巡る不確実性も意識
4.3連休前で買い手控えムード
5.日銀利上げ見送りの反応限られる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比768ドル安と3日ぶりに反落した。原油価格の先高観や米利下げ観測の後退で売りが優勢となった。
東京市場では、前日の大幅高を打ち消す形で日経平均株価は急落。下げ幅は一時2000円を超え、全面安商状となった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では2会合連続で政策金利の据え置きが決まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で中東情勢の不確実性を指摘しつつ、インフレの鈍化が確認できない限り、利下げは行われないとの見方を示した。利下げ観測が後退するなかで米国株は急落。投資家心理を一段と冷やす結果となった。19日はアジア株全般が下落し、東京市場ではプライム上場銘柄の約97%が値下がりするなど全面安。東証の業種別指数は全33業種が下落した。
米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物がアジア時間で高止まりを続けた。イラン情勢や原油相場の動向に対する警戒感がくすぶるなかで、国内では3連休前とあって主力株への押し目買い機運が高まらず、後場に先物売りが強まり日経平均は下げ幅を広げた。大阪取引所は東証グロース市場250指数先物に対し、一時サーキットブレーカーを発動した。日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%に据え置くことを決めた。市場のコンセンサス通りの結果となり、株式相場の反応は総じて限られた。
個別では売買代金トップとなったキオクシアホールディングス<285A>やアドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>が下値を探り、三菱商事<8058>やファーストリテイリング<9983>が株価水準を切り下げたほか、住友金属鉱山<5713>や東京電力ホールディングス<9501>が大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やトヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>が軟調に推移し、住友不動産<8830>やキリンホールディングス<2503>が値を下げ、ラサ工業<4022>やジャパンディスプレイ<6740>が急落した。
半面、NTT<9432>が底堅く、古河電気工業<5801>や三井海洋開発<6269>が頑強。リガク・ホールディングス<268A>が値を飛ばしたほか、東洋エンジニアリング<6330>やベイカレント<6532>、松井証券<8628>が買われ、サムコ<6387>やTOA<6809>、SGホールディングス<9143>が堅調だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はベイカレント <6532>、古河電 <5801>、INPEX <1605>、NTT <9432>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約7円。うち4円はベイカレント1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、東エレク <8035>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約810円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)精密機器、(4)水産・農林業、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)パルプ・紙、(2)卸売業、(3)石油・石炭、(4)空運業、(5)ガラス・土石。
■個別材料株
△シンカ <149A> [東証G]
ソフトバンク <9434> 傘下企業との資本・業務提携を材料視。
△カウリス <153A> [東証G]
上限27万株の自社株買いを実施。
△INPEX <1605> [東証P]
時間外でWTI価格は一時100ドル乗せで逆行高。
△夢展望 <3185> [東証G]
サンリオ <8136> の「クロミ」とのコラボ商品を発売へ。
△リボミック <4591> [東証G]
米国での特許査定を材料視。
△古河電 <5801> [東証P]
光分野の収益成長シナリオに乗る。
△東京機 <6335> [東証S]
訴訟関連収入の計上で26年3月期最終利益予想を上方修正。
△岡野バ <6492> [東証S]
ソフトウェア開発で高い技術力を持つ企業を子会社化へ。
△ベイカレント <6532> [東証P]
660万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△TOA <6809> [東証P]
受取配当金の増加や税額控除適用で今期最終益・期末配当予想を引き上げ。
▼キオクシア <285A> [東証P]
米ベインの追加売却など明らかに。
▼住友鉱 <5713> [東証P]
米利下げ観測後退で金価格は1ヵ月半ぶりの水準に下落。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リガクHD <268A>、(2)三井海洋 <6269>、(3)東洋エンジ <6330>、(4)ベイカレント <6532>、(5)神奈交 <9081>、(6)イーレックス <9517>、(7)セントラルS <4801>、(8)古河電 <5801>、(9)松井 <8628>、(10)佐藤商 <8065>。
値下がり率上位10傑は(1)Jディスプレ <6740>、(2)ラサ工 <4022>、(3)日電波 <6779>、(4)ネットプロ <7383>、(5)テイカ <4027>、(6)ペプドリ <4587>、(7)ネクステージ <3186>、(8)日本コークス <3315>、(9)日鉄鉱 <1515>、(10)レンゴー <3941>。
【大引け】
日経平均は前日比1866.87円(3.38%)安の5万3372.53円。TOPIXは前日比108.01(2.91%)安の3609.40。出来高は概算で31億2932万株。東証プライムの値上がり銘柄数は40、値下がり銘柄数は1541となった。東証グロース250指数は744.86ポイント(33.85ポイント安)。
[2026年3月19日]
株探ニュース