話題株ピックアップ【昼刊】:ティラド、きんでん、オリックス (訂正)
■ティラド <7236> 9,610円 +1,500 円 (+18.5%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ティラド<7236>に物色人気集中、カイ気配スタートで6日ぶりに急速に切り返す展開となっている。自動車向けを主力にラジエーターやオイルクーラーなどの熱交換器を手掛けるが、業績成長トレンドをまい進しているほか、株主還元に積極姿勢をみせていることでマーケットの注目を浴びている。同社が27日取引終了後に開示した26年3月期決算は営業利益が前の期比54%増の112億4900万円と急拡大し、過去最高利益を大幅更新した。また、27年3月期も同利益は前期比4%増の117億円予想とピーク更新が続く見通しだ。国内とアセアン地域での売り上げ拡大が収益に貢献している。また、好業績を背景に増配姿勢を強め、26年3月期の年間配当は従来計画の320円に240円増額し560円とするほか、27年3月期はそこから更に240円の大幅増配となる800円を計画している。配当利回りは前日終値換算で9.9%に達する。これがポジティブサプライズとなり、大口の投資資金を呼び込む格好となった。
■きんでん <1944> 7,932円 +1,000 円 (+14.4%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
きんでん<1944>はストップ高カイ気配。同社は27日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高予想は前期比7.9%増の8100億円、経常利益予想は同1.6%増の960億円とした。連続最高益更新を計画する。加えて、3月31日を基準日とする前期の期末配当を従来の予想から5円増額し70円(年間130円)としたうえで、今期の年間配当予想は前期比110円増配の240円に設定した。業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まっている。今期の完成工事高は前期比7.9%増の8100億円を見込む。単体での受注工事高は同5.8%減の6800億円を計画。工事種別で一般電気工事と電力その他工事の受注工事高は前期を下回る水準と想定する一方、配電工事や情報通信工事、環境関連工事は増加を見込む。加えてきんでんは取得総数3350万100株(所有割合16.92%)、取得総額約2236億8016万円を上限として、買付価格1株6677円で4月28日から6月1日の間に自社株TOBを実施する。TOBが成立した際には、6月30日に自社株消却を行う予定。関西電力<9503>がグループで保有するきんでん株の一部売却の意向を示したことに対応する。
■小松ウオール工業 <7949> 2,687円 +245 円 (+10.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
小松ウオール工業<7949>がマドを開けて急伸している。27日の取引終了後、26年3月期の単体決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比4.0%増の486億円、経常利益は同3.8%増の43億1000万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示し、ポジティブ視されたようだ。3月末時点で受注残は増加しており、オフィス向けの可動間仕切りや移動間仕切りの堅調な推移を予想する。年間配当予想は同5円増配の135円とした。26年3月期の売上高は前の期比4.7%増の467億2500万円、経常利益は同10.5%増の41億5000万円だった。
■保土谷化学工業 <4112> 2,487円 +222 円 (+9.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
保土谷化学工業<4112>は急反騰している、27日の取引終了後、26年3月期の連結業績について、売上高が前回予想の470億円から480億円(前の期比1.2%減)、最終利益が20億円から30億円(同5.6%減)で着地したようだと発表しており、好感した買いが集まっている。売上高が前回予想を上回ったなか、固定費の削減や為替相場の円安進行に伴う為替差損益の好転、政策保有株式の売却などが利益を押し上げた。
■オリックス <8591> 5,327円 +456 円 (+9.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
オリックス<8591>は急伸。27日取引終了後、傘下のオリックス銀行の全株式を大和証券グループ本社<8601>の子会社、大和ネクスト銀行へ譲渡すると発表した。譲渡価額は3700億円。株式譲渡実行日は10月までを予定している。これに伴い27年3月期に約1242億円の売却益を計上する見込みとしており、これが好感されマドを開けて買われている。オリックス銀行は、1993年に設立された山一信託銀行を前身とする。98年にオリックスグループに入り、銀行事業を担う中核会社として事業を展開してきた。
■五洋建設 <1893> 1,812.5円 +133.5 円 (+8.0%) 11:30現在
五洋建設<1893>が大幅続伸、底値圏から急速に切り返す動きで目を引いている。4月8日に戻り高値を形成したものの、翌9日以降はほぼ一貫して下値を探る動きを強いられていたが、今週明けから流れが変わった。海洋土木を得意とするゼネコン準大手だが、国土強靱化や防衛関連の国策案件で港湾整備が業績を後押しするほか、海外においても収益採算が改善している。海底インフラでも高実績を有し、洋上風力発電分野に傾注。積載能力の高い新型ケーブル敷設船(CLV)に総額約365億円を投じ2028年の稼働を予定しているが、これは電力ケーブルだけでなく、長距離の光海底ケーブル敷設でもビジネスチャンスがある。世界的に驚異的なスピードでAIインフラ投資が拡大するなか、海洋領域で主役級の活躍が期待されるとの見方が見直し買いを誘導している。
■第四北越FG <7327> 1,975円 +145 円 (+7.9%) 11:30現在 (訂正)
第四北越フィナンシャルグループ<7327>は3日ぶりに大幅反発している。27日の取引終了後、27年3月期を最終年度とする中期経営計画(25年3月期~)の数値目標を上方修正すると発表した。最終益目標をこれまでの400億円から500億円、連結ROE(自己資本利益率)目標を7.5%以上から8.7%以上に引き上げており、好感した買いが集まっている。国内市場金利が2025年3月の前回目標修正時での水準よりも高く推移しているほか、「基礎的内部格付手法」への変更に伴うリスクアセットの積み上げや有価証券ポートフォリオの見直しを通じた市場運用部門収益の改善、非金利分野を含め足もとで中期経営計画が順調に進捗していることなどを踏まえた。同時に26年3月期の連結業績について、最終利益が前回予想の360億円から421億円(前の期比43.4%増)で着地したようだと開示した。グループ一体でコンサルティング機能を発揮し法人向け役務収益を中心とした非金利収益が好調に推移したうえ、貸出金の増加により資金利益が予想を上回った。期末配当は従来の見通しから9円増額の36円とする。
■エクセディ <7278> 6,150円 +380 円 (+6.6%) 11:30現在
エクセディ<7278>が上値指向を鮮明にしている。同社は自動車部品メーカーでトルクコンバーターを主力とする。27日の取引終了後に発表した26年3月期の連結決算は売上高・各利益ともに計画を上振れして着地。27年3月期については売上高が前期比微増予想で最終利益は同2.3%増の140億円を見込むほか、年間配当予想は同50円増配の350円とした。5月1日から12月末までの間に取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.47%)、取得総額80億円を上限とする自社株買いの実施も発表。旧村上ファンド系が大量保有することで知られているエクセディだが、高水準となった配当利回りと、株式の需給改善効果を期待した買いが優勢となっている。今期はオートマチックトランスミッション(AT)製品の受注数量の減少を見込む半面、売価転嫁による影響や、タイにおける非稼働資産の収益化効果を業績予想に織り込んだ。
■アンリツ <6754> 3,968円 +213 円 (+5.7%) 11:30現在
アンリツ<6754>は連日で上場来高値を更新。27日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1400億円(前期比19.2%増)、営業利益を200億円(同34.9%増)と発表した。前期に続き大幅な営業増益となる予想を示しており、これを好感した買いが集まっている。主力の通信計測事業で、生成AIの普及拡大によるデータセンターでのネットワーク高速化に向けた計測需要の拡大が引き続き追い風となる見通し。中東情勢の影響については、第1四半期までに見込まれる事業への影響を一定程度反映したという。配当予想は50円(前期同額)とした。なお、同時に発表した26年3月期決算は、売上高が1174億6200万円(前の期比4.0%増)、営業利益が148億2800万円(同22.3%増)だった。
■ラクス <3923> 873円 +39.7 円 (+4.8%) 11:30現在
ラクス<3923>は5日ぶり反発。27日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を600億円から602億8600万円(前の期比23.3%増)へ、営業利益を160億円から173億4500万円(同70.2%増)へ上方修正すると発表。配当予想も3円40銭から7円(株式分割考慮ベースで前の期2円25銭)に増額した。これが買い手掛かりとなっている。主力のクラウド事業、IT人材事業ともに堅調なため。人件費が計画を下回ったことや、費用対効果を重視した広告宣伝費の機動的な調整が奏功したことも織り込んだ。
■日産自動車 <7201> 366.2円 +15.2 円 (+4.3%) 11:30現在
日産自動車<7201>が6日ぶりに大幅反発している。同社は27日の取引終了後、26年3月期の連結業績に関し、営業損益が500億円の黒字(前の期比28.4%減)で着地したようだと発表した。これまでは600億円の赤字の見通しとしていたが、一転して営業黒字を確保する格好となり、評価されたようだ。米国の温室効果ガス排出規制関連の引当金の取り崩しに伴う一過性の利益が発生。コスト削減効果と為替変動による影響も寄与する。売上高は12兆円(前の期比5.0%減)と、従来の計画に対して1000億円上振れする見通し。最終損益の赤字幅は従来の見通しから1000億円縮小し、5500億円(前の期は6708億9800万円の最終赤字)で着地したようだ。自動車事業のフリーキャッシュフローについては前期の下半期で黒字となる見込みで、同事業のネットキャッシュは約1兆円超となる見込みとしている。
■INPEX <1605> 4,084円 +154 円 (+3.9%) 11:30現在
INPEX<1605>は反発。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が、日本時間28日午前10時過ぎ時点で1バレル=97ドル前後で推移している。27日の清算値(終値に相当)は前週末比1.97ドル高の96.37ドルだった。米国とイランの交渉への不透明感が強く、原油相場は高止まり状態が続く。米ニュースサイトのアクシオスが26日に、イランがパキスタンを通じ、ホルムズ海峡の再開と戦争終結に関する新たな提案を米国に示したと報じた。ホワイトハウスのレビット報道官は27日、イランの新提案を巡り協議をしたことを認めたが、再協議につながるかは不透明との見方が強まっている。
■セック <3741> 3,000円 +106 円 (+3.7%) 11:30現在
セック<3741>は続伸。同社は27日取引終了後、26年3月期の単独業績予想と配当の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は従来予想の107億円から112億2000万円(前の比9.0%増)、純利益は13億9500万円から15億900万円(同12.3%増)に見直した。期末一括配当も従来予想の56円から60円(株式分割ベースで前の期は55円)に増額した。非接触IC関連や医療分野、官公庁向けの開発が増加したことが収益を押し上げる。
■スカパーJSAT <9412> 3,190円 +100 円 (+3.2%) 11:30現在
スカパーJSAT<9412>が持ち直し、上げ幅を拡大した。28日午前10時、持ち分法適用会社のSpace Compassが欧州エアバス子会社のエアバス・ディフェンス・アンド・スペースと光通信や地球観測ソリューションに関する協力に向けたMOU(覚書)を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。覚書に基づき、高速・大容量で準リアルタイムの通信を可能とする光データリレー技術が、地球観測分野の需要にどのように貢献するかについて今後検討を進める。
■関西電力 <9503> 2,532.5円 +77 円 (+3.1%) 11:30現在
関西電力<9503>が反発している。同社は27日の取引終了後、関電不動産開発とともにきんでん<1944>が実施する自社株TOB(公開買い付け)に応募し、保有する株式の一部を売却すると発表した。売却予定株式数は3350万株で、売却総額は2236億8000万円を予定。売却を実施した場合、27年3月期の連結決算において、関係会社株式売却益として約1050億円を特別利益に計上する見込みとしており、好感されたようだ。
■インスペック <6656> 772円 +100 円 (+14.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
インスペック<6656>が人気加速、カイ気配スタートでストップ高に買われた。半導体セクターに投資資金の流入が顕著となるなか、同関連の中小型株にもリターンリバーサル狙いの買いが向っている。そのなか、同社は半導体パッケージ基板の外観検査装置などを手掛けており、AI半導体向け需要の獲得に期待がかかっている。26年4月期の営業利益は前期比11%増益と2ケタ伸長を見込むが、27年4月期は伸び率が加速する可能性も指摘される。時価総額が30億円未満と小型ながら、浮動株比率が高く出来高流動性に富んでおり、株式需給面では貸株規制対象となるなど株不足の思惑などから上値を見込んだ投資マネーが流入している。
●ストップ高銘柄
ソケッツ <3634> 928円 +150 円 (+19.3%) ストップ高 11:30現在
フライヤー <323A> 625円 +100 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
エスポア <3260> 625円 -150 円 (-19.4%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
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株探ニュース