話題株ピックアップ【夕刊】(3):四国化HD、日本アビオ、アイスペース
■四国化HD <4099> 6,250円 +70 円 (+1.1%) 本日終値
四国化成ホールディングス<4099>が3日ぶりに反発。正午ごろに6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家がより投資しやすい環境を整えることにより、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。
■日本アビオニクス <6946> 5,820円 +20 円 (+0.3%) 本日終値
日本アビオニクス<6946>が3日ぶりに反発。大和証券は28日、同社株の目標株価を4900円から7000円に引き上げた。レーティングは5段階で2番目となる「2(アウトパフォーム)」を継続した。26年3月期の連結営業利益は前の期比97.2%増の55億1500万円と会社計画(50億円)を上振れた。人員増などで受注残を想定以上に消化したことなどが寄与し、情報システムを中心に計画を上回ったようだ。27年3月期の同利益は前期比10.6%増の61億円が計画されているが、同証券では研究開発など経費を保守的に見積もっているとみており67億円への上振れを見込んでいる。
■ispace <9348> 671円 -28 円 (-4.0%) 本日終値
ispace<9348>は7日ぶりに大幅反落。28日の取引終了後、発行可能株式総数を2億株から3億株に増やす定款の一部変更を6月26日開催の株主総会に付議すると発表。増資による株式の需給悪化リスクを警戒した売りが出た。発行済み株式総数が発行可能株式総数の7割超に達しているなか、将来的に資本拡充の必要性が生じた際、機動的な資金調達ができるようにする。なお、同時に定款における事業目的の追加も提案。宇宙空間における観測サービス及び状況認識サービスや発電及び電気の供給に関するサービスなどの企画、開発及び提供を加える。
■アスクル <2678> 1,172円 -38 円 (-3.1%) 本日終値
アスクル<2678>は軟調。28日取引終了後、5月度の月次業績を発表。ASKULとLOHACO事業を合計した単体売上高は前年同月比10.5%減と、マイナス基調を継続した。これが嫌気されたもようだ。
■INPEX <1605> 3,604円 -89 円 (-2.4%) 本日終値
INPEX<1605>が4日ぶりに反落。原油先物相場は、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が日本時間29日午前の時間外取引で1バレル=88.00ドル近辺で軟調に推移している。前日の清算値(終値に相当)は0.22ドル高の88.90ドルだった。米国とイランの交渉がホルムズ海峡の航行制限解除と核協議開始で暫定的な合意に達し、トランプ米大統領の承認を待っている状態だと報じられている。米報道によると、米国とイランが停戦を60日間延長し、イランと核協議をする覚書に合意したとされている。これを受け、時間外取引で原油相場は軟調な値動きとなっている。
■アルプスアルパイン <6770> 2,171円 -38.5 円 (-1.7%) 本日終値
アルプスアルパイン<6770>が続落。28日に行われた「IR-DAY」で28年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を営業利益で従来計画の710億円から675億円(26年3月期420億4300万円)へ、純利益を450億円から430億円(同268億7900万円)へ引き下げたことが嫌気された。センサー・コミュニケーション事業やモビリティ事業におけるOEM開発計画の大幅見直しやメモリー価格の高騰などの事業環境の変化を織り込んだ。
■Jグループ <3063> 969円 +150 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
ジェイグループホールディングス<3063>がストップ高。28日の取引終了後に株主優待制度の拡充と記念株主優待の実施を発表し、これを好感した買いが流入した。現行制度では毎年2月末日及び8月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、グループ店舗で利用できる食事券を保有株数に応じて2000~1万2000円分提供していたが、26年8月末日時点の株主から食事券を保有株数に応じて2000~2万5000円分提供する。また、26年3月に創業30周年を迎えたことを記念して、26年8月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に一律で食事券1000円分を追加で提供する。同時に27年2月期配当予想を中間・期末各2円の年4円から中間3円・期末2円の年5円に引き上げており、これも好材料視された。中間配当で創立30周年記念配当1円を実施する。
■BlueMeme <4069> 1,033円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
BlueMeme<4069>が大幅続伸しストップ高の1033円に買われている。5月28日の取引終了後に集計中の26年3月期連結業績について、売上高が従来予想の33億円から32億9900万円(前の期比40.4%増)へ、営業利益が1億5000万円から1億2500万円(同4.0倍)へ、最終利益が1億円から8300万円(前の期1700万円の赤字)へそれぞれ下振れて着地したようだと発表した。同社は5月13日に、20年3月期から26年3月期までの一部の取引に関して、会計上の処理の妥当性をより慎重に認識すべき事項が判明したため決算発表の日程変更を行うと発表。これを受けて株価は急落していたが、今回の修正発表でアク抜け感が強まっているようだ。なお、業績下振れは、事業拡大のためにエンジニアの採用活動の強化を図り、新入社員の訓練中のリソース不足を補うための外部委託の活用に加えて、採用コストの増加などが利益を圧迫したためという。
■オリコン <4800> 1,332円 +171 円 (+14.7%) 本日終値
オリコン<4800>が急騰。同社は28日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の実施を発表した。三菱商事<8058>グループの丸の内キャピタルが運営するファンド傘下の買収目的会社が非公開化を目的として、1株1332円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。オリコンの株価はTOBにサヤ寄せをする流れとなった。買付予定数の下限は390万3300株で、上限は設定しない。買付期間は29日から7月9日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てオリコンは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は28日付でオリコンを監理銘柄(確認中)に指定した。
■ジェイ・イー・ティ <6228> 607円 +50 円 (+9.0%) 本日終値
ジェイ・イー・ティ<6228>は後場に入って上げ幅を広げた。この日午後1時ごろ、売り上げ計上時期を巡る特別調査委員会の調査と、それを受けた会計処理の修正などに伴って開示が遅れていた25年12月期の決算短信を発表した。あわせて過年度の有価証券報告書などを訂正したことも明らかにし、アク抜け感から買い戻しの動きを誘ったようだ。25年12月期の連結決算は、売上高が146億6200万円(前の期比24.1%減)、最終損益は23億3600万円の赤字(前の期5億4000万円の黒字)だった。客先の都合による案件延期や利益率の低い装置の計上などが響いた。なお、26年12月期の見通しについては中間決算発表時に開示するという。
●ストップ高銘柄
BTCJPN <8105> 201円 +50 円 (+33.1%) ストップ高 本日終値
トーシンHD <9444> 229円 +50 円 (+27.9%) ストップ高 本日終値
岡谷電機産業 <6926> 238円 +50 円 (+26.6%) ストップ高 本日終値
ニッカトー <5367> 1,449円 +300 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値
かっこ <4166> 897円 +150 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
シリコンスタジオ <3907> 1,397円 -400 円 (-22.3%) ストップ安 本日終値
大日光 <6635> 816円 -150 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
広済堂ホールディングス <7868> 593円 -100 円 (-14.4%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
株探ニュース