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明日の株式相場に向けて=商品市況高騰を捉えるETF戦略

市況
2022年4月18日 17時00分

週明け18日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比293円安の2万6799円と続落。前週末は欧米株市場が休場だったほか、きょうもイースターマンデーで欧州主要国市場は休場となる。そうした環境下で手掛かり材料難が意識され、週明けの東京市場は薄商いのなか前週末終値近辺で方向感なくもみ合う動きを予想する声が強かった。しかし、薄商いだったこと以外は、またもやその思惑は外された。日経平均は安く始まった後、何を嫌気したというのでもなく、例によって先物に引きずられるように漸次下げ幅を広げる展開となり、一時は500円を超える下落をみせる場面もあった。

後場に入ると下げ渋ったものの、きょうはフシ目の2万7000円台を再び下回って着地している。気迷いムードというよりむしろ“戸惑い”に近い。投資する側にすれば暴れ馬の手綱を引くような状態で、もう少し様子を見ようということになる。

外国為替市場でも株式市場に負けず劣らずの乱調で円相場が激しく揺れた。朝方1ドル=126円台後半まで円安が進んだと思えば、あっという間に40銭程度円高方向に押し戻され、その後はドルが買い直されて再び126円台後半まで円安に振れるという目まぐるしい展開。黒田日銀総裁の衆院決算行政監視委員会での発言を受け、激しく乱高下したが、株式市場はこれに連動する気配もなく、両市場ともマイペースの乱れっぷりだった。

今週は前週に続き国内外で経済指標の発表が相次ぐなか、株式市場がインフレ警戒ムードとどう折り合いをつけるかというのがひとつのテーマとなっている。差し当たって、週初の中国のGDPや小売売上高が注目されたが、日本国内では週末に開示される全国消費者物価指数にこれまでになくマーケットの関心が高い。通貨の番人である黒田日銀総裁も「世界で唯一の超ハト派」の看板を下ろさざるを得なくなるのでは、との見方も出ている。

きょう午前中に発表された中国の経済指標は、市場関係者によると「(中国の)1~3月期GDPや3月の工業生産が予想より強い数字だったが、小売売上高はコンセンサスに届かずの状態」(ネット証券アナリスト)とし、現状の中国について「消費意欲は盛り上がりを欠く一方で、サプライチェーンリスクが拭えない。中国では貯蔵スペースが満杯状態になっていて、海運各社は新規の注文を断っている状態にある」(同)と指摘する。物流のボトルネック状態が企業のコスト上昇と共鳴して、インフレに対する懸念は当分の間、株式市場にとっても撹乱要因となりそうだ。

個別株もピンポイントで攻めるには難しい相場が続いている。中期で資金を寝かすのであれば、ETFやETNへの投資に活路を見出すのが一つの方策となる。そのハシリとなったのは、NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN<2038>だが、総体的に買い安心感があるのは金(ゴールド)。1週間前の当欄で取り上げたWisdomTree 金上場投資信託<1672>、SPDRゴールド・シェア<1326>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>などで、株式市場の乱高下とは全く別次元の足運びで上値追い基調を継続している。このほかボラティリティの高さを追求するならNEXT NOTES 金先物 ダブル・ブル ETN<2036>をマーク。また、市場筋によると銀の方も注目で、例えばWisdomTree 銀上場投資信託<1673>や、純銀上場信託(現物国内保管型)<1542>などが挙げられる。更に、農産物商品に連動するWisdomTree 農産物上場投資信託<1687>の上げ足も鮮烈。ウクライナ情勢が長期化しそうな気配が漂うなか、WisdomTree 天然ガス上場投資信託<1689>も過激な上昇をみせているが、それでも6.0円、上場初年度には44.0円の高値がある。

このほか個別株では、アルコール検知器特需が期待されるサンコーテクノ<3435>や、メタバガーデンをはじめ新機軸を数多く打ち出すタカショー<7590>が、全体相場に流されず引き続き強い動きをみせており、継続してウォッチしておきたい。

あすのスケジュールでは、午前中に1年物国庫短期証券の入札が予定される。また、午後に2月の鉱工業生産確報値が経済産業省から開示される。海外では豪中銀理事会の4月開催分の議事要旨開示のほか、インドネシア中銀の政策金利発表、米国では3月の住宅着工件数の発表がある。なお、マレーシア市場は休場となる。(銀)

出所:MINKABU PRESS

株探ニュース

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