カカクコムは急反落、第1四半期増収増益も市場の期待値を下回る
カカクコム<2371>は急反落している。2日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高125億1300万円(前年同期比17.5%増)、営業利益は55億6000万円(同9.0%増)、純利益は35億3400万円(同1.6%増)と増収増益だったが、2ケタ営業増益を見込んでいた市場の期待値を下回ったことから、失望売りが出ているようだ。
食べログの飲食店販促事業や価格com・食べログの広告事業が成長を牽引したほか、新興メディア・ソリューションが伸長したことが業績を牽引した。ただ、食べログの直販強化による人件費の増加やオンライン予約加速に向けてのポイント強化などが利益の伸びを抑えたもようだ。
なお、19年3月期通期業績予想は、売上高520億円(前期比11.2%増)、営業利益252億円(同10.2%増)、純利益170億9000万円(同8.9%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、KDDI<9433>と資本・業務提携契約を締結すると発表した。カカクコムの第2位株主である電通<4324>が保有する全株式3501万6000株(発行済み株数の16.63%)を8日付で、KDDIが約793億円で取得する。提携によりインターネット広告やデジタルマーケティング事業を共同で推進する方針だ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2018年08月03日 11時14分
株探ニュース