大黒天が急反発、第1四半期5割営業増益と自社株買い発表を好感
大黒天物産<2791>が急反発している。10日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高509億4000万円(前年同期比16.2%増)、営業利益10億2600万円(同49.8%増)、純利益6億2300万円(前年同期2100万円)と大幅増益だったことが好感されている。
ESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格を目指す戦略の推進や、店舗の老朽化に伴う既存店の建て替えを1店舗で実施したことなどが奏功した。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高1935億円(前期比5.5%増)、営業利益45億2000万円(同64.9%増)、純利益23億8000万円(同8.4倍)の従来見通しを据え置いている。
同時に、10万株(発行済み株数の0.72%)、または3億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。資本効率の向上を図るとともに機動的な資本政策を行うのが目的としている。
株探ニュース