ビックカメラが大幅続伸、21年8月期は24%営業増益で2円増配を予想
ビックカメラ<3048>が大幅続伸している。前週末9日の取引終了後に発表した21年8月期連結業績予想で、売上高8960億円(前期比5.7%増)、営業利益150億円(同24.3%増)、純利益79億円(同44.9%増)と大幅増益を見込み、年間配当を前期比2円増の15円を予定していることが好感されている。
家電エコポイント制度終了から約10年が経過したことで、テレビや冷蔵庫、エアコンなどの買い替え需要を見込むほか、テレワークやオンライン授業に関連する商品や、巣ごもりに伴う高付加価値機能の調理家電、5Gサービスの拡充によるスマートフォンの売り上げ伸長などを見込む。また、インターネット通販事業の拡大や、21年春に予定している熊本県熊本駅北ビルへの新規出店なども寄与する見通しだ。
なお、20年8月期決算は、売上高8479億500万円(前の期比5.2%減)、営業利益120億6600万円(同47.4%減)、純利益54億5000万円(同61.2%減)だった。
株探ニュース