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DDHD Research Memo(8):グループシナジーの創出や新たなM&Aによるオープンイノベーションに注目

特集
2018年11月30日 15時38分

■成長戦略

DDホールディングス<3073>は、ゼットン及び商業藝術、エスエルディーのグループ会社化のほか、業界を取り巻く環境変化等を踏まえ、改めて中期経営計画の公表を予定(現時点では未公表)しているが、「世界に誇る『オープンイノベーション企業』」を新たな経営理念に掲げ、新たな価値を創出しながら規模拡大を図る方向性を打ち出している。もっとも、高収益ブランドを軸とした出店拡大や国内ウェディング事業の本格稼働、海外事業の拡大のほか、新業態(ノンアルコール業態を含む)や新規事業(カプセルホテルなど)への展開などにより、持続的な成長を目指す方向性に大きな変化はないものとみている。

弊社では、インバウンド(訪日外国人)の拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて経済の活性化が予想される首都圏中心部においても、まだ十分に出店の余地が残されている上、ドミナント展開の強化を狙う関西圏での出店拡大、主要都市への出店推進により、同社の持続的な成長は十分に可能であると判断している。また、ゼットン及び商業藝術、エスエルディーのグループ会社化は、単なる業績の上乗せだけでなく、国内での周辺事業の拡充や米国本土への進出など海外展開のスピードを高める可能性があるほか、新業態及び新規事業の展開などにおいても、成長を後押しするものと評価している。

また、更なる成長加速に向けては追加的なM&Aが重要な戦略になるだろう。飲食業界をはじめ、新たに参入したウェディングやカプセルホテルにおいても業界環境が厳しいことに変わりはないが、それらが同社のM&A戦略にとって追い風になる可能性がある。また、ゼットン創業者の稲本健一(いなもとけんいち)氏の参画(同社取締役海外統括グループCCO)により海外M&Aの実現性もより高まったことから、それらをいかに成功に導くのかが今後の成長のカギを握るとみている。ゼットン、商業藝術及びエスエルディーとの融合によるシナジー効果(特に、業界の枠を超えた新たな価値の創出など)と新たなM&Aの実現の2つの軸に注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《RF》

提供:フィスコ

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