山王が急反騰、5G関連向け部品需要捉え21年7月期は経常黒字見通し
山王<3441>が全体急落相場に逆行して急騰している。11日取引終了後に発表した20年7月期第3四半期累計(19年8月~20年4月)の連結経常損益が8600万円の黒字(前年同期は2億8500万円の赤字)に浮上しており、これを好感する買いが向かった。
国内で5G(第5世代移動通信システム)関連を中心に部品需要が回復基調にある通信向け分野の受注が拡大し、売上高は前年同期比7.9%増の59億100万円に伸びて着地。東北工場に新ラインを建設するなど積極的な受注活動に取り組んだことが奏功した。併せて、未定としていた通期の業績予想を発表。売上高78億円(前期比9.8%増)、経常損益6500万円の黒字(前期は4億1000万円の赤字)に浮上する見通しとなった。
株探ニュース