デジハHDは大幅続伸、ホワイトハッカーサービスの合弁会社設立 自社株買いも発表
デジタルハーツホールディングス<3676>は大幅続伸。株価は一時、11.4%高の1007円と約3カ月ぶりに大台復帰した。同社は専用機向けなどのゲームソフトの不具合検査やセキュリティー対策を手掛けるが、11日取引終了後に、情報セキュリティー技術に強みを持つソフト開発を展開するラック<3857>とホワイトハッカーサービスの提供及び技術支援を行う合弁会社、レッドチーム・テクノロジーズ(東京都新宿区)を設立することを発表した。また、発行済株式数の3.18%に当たる70万株、5億円を上限に、きょうから20年2月6日まで自己株式取得をする方針も併せて発表した。これも人気を増幅させている。
なお、同時に発表された19年4~9月期売上高が前年同期比9.5%増の102億2200万円、営業利益が同33.3%減の5億1800万円と増収減益だった。主力のデバッグ・システムテストサービスが年末商戦期に発売予定の人気タイトルを多数獲得するなど好調に推移し、4~9月期で過去最高の収入を更新したものの、M&A関連費用などの先行投資が響いた格好だ。
株探ニュース