高度紙が大幅高で2年ぶり2000円大台乗せ、EV向けセパレーターに期待
ニッポン高度紙工業<3891>が大幅高で4日続伸。上げ足に弾みがつき、2018年12月以来約2年ぶりの2000円大台乗せを果たした。コンデンサー向け絶縁紙(セパレーター)で世界シェア6割という断トツの競争力を誇っており、同社が手掛ける電気二重層キャパシタ用セパレーターなどが電気自動車(EV)関連の需要を取り込むことへの期待が株高の原動力となっている。足もとではデータセンター増設の動きや5G関連に絡むコンデンサー用セパレーターの旺盛な需要が収益を牽引している。21年3月期は営業利益段階で従来予想の9億円から19億円と大幅増額、これは前期比9割増益という変化率でマーケットの視線を集めたが、ここ改めて買いに厚みが加わっている。
株探ニュース