JIGSAWがS安、為替差損計上で第1四半期37%最終減益
JIG-SAW<3914>が急落し、ストップ安の1万1050円に売られている。前週末7日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高6億3800万円(前年同期比22.7%増)、営業利益1億500万円(同56.1%増)、純利益6800万円(同37.3%減)と大幅最終減益となったことが嫌気されている。
クラウド・IoT分野を包括するデータコントロール事業で、引き続き解約率の低い月額課金案件の受注獲得を推進し、月額課金売上高が増加したことが牽引した。ただ、研究開発費や販売促進費、人件費、グローバル展開のための先行投資を積極的に行ったことに加えて、為替差損の計上もあり、最終利益は大幅な減益となった。
なお、21年12月期通期業績予想は、ストック型ビジネスの堅調な推移により、現時点で過去最高の売上高が見込まれるものの、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるとして非開示としている。
株探ニュース