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オープンドア Research Memo(1):旅行比較サイト「トラベルコ」の認知率上昇により過去最高業績を更新

特集
2018年7月9日 15時01分

■要約

オープンドア<3926>は、日本最大級の旅行比較サイト「トラベルコ」の運営を中心にインターネットコンテンツの企画運営、ソフトウェア開発を行うWebサービスプロバイダーである。2018年3月期はテレビCM等中心に積極的な広告投資を行い、目標を上回る認知率30%を達成し、大幅な増収増益を達成した。日本のオンライン旅行市場、インバウンド市場の成長を背景に、2019年3月期も増益及び2ケタ増収を狙う。

1. 事業概要

主力サービスの「トラベルコ」は(株)ジェイティービー、エイチ・アイ・エス<9603>、じゃらんnet(リクルートホールディングス<6098>)楽天トラベル (楽天<4755>)、Expedia(エクスペディア<EXPE>)、Booking.com(ブッキング・ホールディングス<BKNG>)など、国内外500以上の旅行予約サイトと連携し、これらの旅行予約サイトの商品を横断的に検索し、比較できる旅行メタサーチサイト※1である。同業他社はホテルだけ、航空券だけ、などジャンルを絞った比較が中心だが、「トラベルコ」はパッケージツアー、ホテル、格安航空券、ダイナミックパッケージ※2など、ほぼすべてのジャンルをカバーしており、自分の旅行に必要なサービスをワンストップで探すことができる。また、比較できる旅行予約サイト数が500以上と比較できるプランの数も日本最大級であり、必然的に最安値が見つかる確率が高い。また、選ばれたい旅行予約サイト側からの提供価格も低くなるといった競争がおこることが多く、圧倒的な価格競争力を実現している。

※1 メタサーチサイト:複数の検索エンジンに対して一括で検索を行う横断検索システム。

※2 ダイナミックパッケージ:ホテルや航空券などをインターネット上で自由に組み合わせることができ、通常のパックツアーにない旅程を組むことができる、インターネット上で予約が完結できるツアー形態のこと。

海外及びインバウンド市場向けには海外版「トラベルコ」として、多言語旅行比較サイト「Travelko」をサービス提供している。その他には海外及びインバウンド市場をターゲットとした “伝統工芸作品” を世界へ紹介するサイト、「GALLERY JAPAN」を運営している。

2. 業績動向

2018年3月期は全国主要都市にテレビCMを行ったことが奏功し、目標としていた認知率25%を越えて認知率30%を達成した。売上高4,009百万円(前期比33.8%増)、営業利益1,155百万円(同15.6%増)、経常利益1,163百万円(同15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益756百万円(同19.6%増)と、売上・利益ともに過去最高を更新した。

2019年3月期も引き続き認知率を最重要視し、37%を目標とする。広告は投資効果を見極めながら行うため、10~15億円の幅を持たせている。このため、売上高は4,800百万円~5,000百万円(前期比19.7%増~24.7%増)、営業利益は1,300百万円~1,600百万円(同12.5%~38.5%増)、経常利益は1,300百万円~1,600百万円(同11.7%増~37.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は780百万円~960百万円(同3.1%増~26.9%増)と前期と同じく幅を持たせている。認知率の上昇などの増加要因を加味して前期より上目に見込んでおり、最低でも増益と2ケタの増収を見込んでいる。

3. 今後の見通し

国内(トラベルコ)は既存メニューの強化、口コミ情報拡充、旅先で使えるガイドアプリのコンテンツ拡充など、既存機能の強化・拡充に取り組む。海外やインバウンド市場(Travelko)は各国ローカル旅行会社との連携強化、多言語の口コミ情報強化等に取り組み、中長期的にはグローバル市場でユーザー選択肢のNo.1サイトを目指す。

■Key Points

・テレビCMの効果により主力事業の旅行比較サイト「トラベルコ」が認知率上昇し大幅増収増益

・2019年3月期も積極的なテレビCMにより最低でも増益と2ケタ増収を見込む

・旅行市場の成長を背景に認知率の上昇に努め、旅行業界のトップブランドを狙う

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《NB》

提供:フィスコ

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