東名が反発、20年8月期業績予想の上方修正と東証1部または2部への市場変更を好感
東名<4439>が反発している。11日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、営業利益を7億5800万円から8億1700万円(前期比34.4%増)へ、純利益を5億8000万円から5億9400万円(同16.5%増)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は118億7600万円から115億7500万円(同6.6%増)へ下方修正したものの、光回線を中心としたオフィスの通信環境に関するあらゆるサービスをワンストップで提供するオリジナルブランド「オフィス光119」の契約保有回線数が堅調に推移したことに加えて、他社からの契約変更による新規獲得よりも既存顧客の解約抑止に注力し、解約違約金の費用負担が予定を下回っていること、更に人件費及び採用費が想定を下回っていることなどが寄与する見通し。
また、東京証券取引所及び名古屋証券取引所の承認を受けて、7月3日付で東証マザーズから東証1部または2部、名証セントレックスから名証1部または2部に市場変更することになったと発表しており、これも好材料視されているようだ。
同時に、85万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限12万7500株の売り出しを実施すると発表。株主分布状況の改善と流動性向上を目的としているという。
株探ニュース