富士製薬、前期経常を5%上方修正、配当も3円増額
4554富士製薬工業【連結】
業績修正PDF
富士製薬工業 <4554> [東証P] が11月2日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。22年9月期の連結経常利益を従来予想の35.4億円→37.2億円(前の期は32.5億円)に5.2%上方修正し、増益率が8.9%増→14.6%増に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.7億円→8.5億円(前年同期は5.1億円)に27.4%増額し、増益率が31.6%増→67.8%増に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の32円→35円(前の期は29円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高は、富士製薬工業単体では一部の主要製品の販売が期初計画に届きませんでしたが、他製品および海外子会社C...
会社側からの【修正の理由】
売上高は、富士製薬工業単体では一部の主要製品の販売が期初計画に届きませんでしたが、他製品および海外子会社CMO事業の伸びで補った結果、期首予想を若干下回る水準となる見込みです。費用面では、販売費および一般管理費が、デジタル技術の活用を含めた営業効率化により販売経費を圧縮したこと、研究開発費の一部が翌期の発生となることから、期首予想を下回る見込みです。これらの理由により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が2021年11月5日に公表した連結業績予想を上回る見通しとなったため、通期業績予想を修正いたします。
当社は、株主の皆さまへの安定的な配当を維持し、さらに向上させることを経営上の重要課題と考えております。利益配分の決定に当たっては、当期純利益の状況を踏まえ、今後の業績動向ならびに将来の事業展開に備えた内部留保などを総合的に勘案しつつ、当社らしい価値を提供するための投資を行いながら、安定配当を軸に配当性向30%を目指しております。この度、2022 年9月期(2021年10月1日~2022年9月30日)の業績予想の修正を踏まえ、株主の皆様への利益還元を促進するため、当期の期末配当の予想金額を前回予想の17円から3円増額し、1株当たり20円とすることといたしました。(注)本資料に記載されている業績予想につきましては、本資料の発表日現在における将来の見通し、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しております。実際の数値は今後様々な要因により予想数値とは異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.04-09 | 18,240 | 778 | 674 | 728 | 30.0 | 17 | 2022-05-06 |
連結 |
| 新 22.04-09 | 17,700 | 1,065 | 859 | 953 | 39.2 | 20 | 2022-11-02 |
連結 |
| 修正率 | -3.0 | +36.9 | +27.4 | +30.9 | +30.9 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.09 | 35,966 | 3,490 | 3,540 | 2,562 | 105.5 | 32 | 2021-11-05 |
連結 |
| 新 2022.09 | 35,426 | 3,777 | 3,725 | 2,787 | 114.8 | 35 | 2022-11-02 |
連結 |
| 修正率 | -1.5 | +8.2 | +5.2 | +8.8 | +8.8 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.04-09 | 16,713 | 663 | 512 | 411 | 15.3 | 15 | 2021-11-05 |
連結 |
| 予 22.04-09 | 17,700 | 1,065 | 859 | 953 | 39.2 | 20 | 2022-11-02 |
連結 |
| 前年同期比 | +5.9 | +60.6 | +67.8 | 2.3倍 | 2.6倍 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.09 | 33,793 | 3,139 | 2,983 | 2,085 | 66.9 | 29 | 2020-11-05 |
連結 |
| 2021.09 | 33,990 | 3,349 | 3,250 | 2,432 | 90.5 | 29 | 2021-11-05 |
連結 |
| 予 2022.09 | 35,426 | 3,777 | 3,725 | 2,787 | 114.8 | 35 | 2022-11-02 |
連結 |
| 前期比 | +4.2 | +12.8 | +14.6 | +14.6 | +26.8 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。