決算発表予定日 2024/05/13
4931東証P貸借
業種 化学

新日本製薬 株価材料ニュース

1,695
-13
-0.76%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

新日本製薬 Research Memo(1):「パーフェクトワン 薬用リンクルストレッチジェル」が堅調

特集
2021年6月16日 16時01分

■要約

新日本製薬<4931>は化粧品や健康食品、医薬品の企画・販売を展開している。化粧品はパーフェクトワンのブランド名で、オールインワン美容液ジェルなどシンプルスキンケア商品を扱う。通信販売を主軸に、直営店舗・卸売、海外の3つの販売チャネルを持つ。「世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしを創造します」をビジョンに掲げ、データベースマーケティングによる美と健康のライフスタイル創造カンパニーとして事業活動を行っている。商品の企画及び開発、マーケティング、販売に特化し、生産は外部に委託するファブレスメーカーである。

1. 2021年9月期第2四半期業績概要

2021年9月期第2四半期(2020年10月~2021年3月)の業績は売上高16,575百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益1,398百万円(同27.3%増)、経常利益1,430百万円(同30.0%増)、四半期純利益965百万円(同40.8%増)となった。主力とする通信販売における化粧品売上高は、既存顧客による「パーフェクトワン 薬用リンクルストレッチジェル」へのアップセル(購入単価上昇)や購入頻度の高まりにより前年同期を上回った。またブランドCMの放送やSNSと連動した販促施策等に取り組み、ミニマムライフ世代(30代以下)へのブランド認知度が高まり顧客獲得が好調に進捗した。利益面では、効率化施策の進展によるFFコスト(フルフィルメントコスト)の低減とコールセンターコストが減少し、オペレーションコストは計画よりも抑えることができた。そのため、各段階利益は前年同期を大きく上回った。

2. 2021年9月期第2四半期チャネル別売上高

国内外ECは国内の新規顧客獲得と中国を中心とした海外の好調により、売上高は1,946百万円(同20.7%増)と前年同期を上回り2ケタ伸長した。直営店舗販売・卸売販売においては、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)の影響により売上高は855百万円(同22.6%減)となったが、SNSを活用したデジタルマーケティングやドラッグストアでのテスト展開など新たな顧客接点の開発により、ミニマムライフ世代へのブランド認知度の拡大が進んだ。海外販売においては、売上高は433百万円(同46.1%増)となった。SNSや人気のインフルエンサーを活用したプロモーションによる認知度向上と売上拡大に継続して取り組んでおり、第2四半期(2021年1~3月)の中国での売上高は前年同期比3.9倍に拡大した。

3. 成長戦略

同社では中期的な業績ターゲットとして、2023年9月期に売上高400億円以上、経常利益率10%以上の達成を掲げており、2021年9月期は幅広い顧客獲得とブランド育成の期間と位置付け、成長戦略を推進する。成長戦略については「パーフェクトワンブランドのさらなる成長」「EC・デジタル展開の加速」「グローバルブランドに向けたブランド育成と成長」「スマートヘルスケア事業の育成」等を掲げている。また、同社は成長戦略ロードマップを作成しており、ターゲットとして「シニア世代(60代以上)」「ミドル世代(40~50代)」「ミニマムライフ世代(30代以下)」「海外」と区分し、さらに化粧品とヘルスケアのカテゴリにおいてそれぞれターゲットごとに明確な中期戦略を打ち出している。なお、この成長戦略に「新規事業の開発やM&Aによる事業領域の拡大」を追加した。ミニマムライフ世代に向けた「若年層向け新ブランドの開発と展開」も戦略に加えた。

■Key Points

・オールインワンスキンケア市場でトップシェア

・「パーフェクトワン 薬用リンクルストレッチジェル」が堅調

・ECによる新規顧客獲得が好調

・成長戦略に新ブランドの立上げと新規事業の開発やM&Aによる事業領域の拡大を追加

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《EY》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる