5868東証S信用
業種 サービス業

ロココ 株価材料ニュース

829
-6
-0.72%
業績
(14:05)
PTS

(ー)
株価は15分ディレイ

【杉村富生の短期相場観測】 ─ハイテクはエヌビディア次第の展開に!

市況
2024年3月17日 9時15分

「ハイテクはエヌビディア次第の展開に!」

●世界最大級の「GTC」が開催される!

当面はTOPIX主導(中・低位株が物色の柱)の展開となろう。全般カサ上げの動きだ。日経平均株価は高値波乱に陥っている。FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げがCPI(米消費者物価指数)、PPI(米卸売物価指数)の数値(高止まり)を受け、後ズレ(6月以降)しそうなムードである。10年物国債利回りは4.292%に上昇している。

半面、日銀は3月18~19日の金融政策決定会合において、金融政策の修正に踏み切る可能性が濃厚だ。春闘では大企業の「満額回答」が相次いでいる。要求を上回る回答が続出した。いよいよ、デフレ脱却がみえてきた。YCC(イールドカーブ・コントロール→長短金利操作)の撤廃、ゼロ金利政策の解除の条件は整いつつある。

この日米の金融政策の違いはドル安・円高圧力につながる。それに、年初以来の買い手は外国人(特に、オイルマネー)だったが、イスラム圏はラマダン(断食月→3月11日~4月10日頃)に入っている。このため、ハイテクセクターは手掛けづらい。目先はTOPIXの史上最高値(1989年12月18日の2884.8ポイント)挑戦が焦点だろう。

ハイテクセクターは日米市場ともに、エヌビディア<NVDA>の動向に影響を受ける。3月18~21日にAI(人工知能)、GPU(画像処理半導体)の世界最大級のイベント「GPUテクノロジーカンファレンス→GTC」(シリコンバレーのサンノゼ・マッケンナリー・コンベンションセンター)が 開催される。

主催はエヌビディアだ。初日には創業者のジェンスン・フアン氏の基調講演が予定されている。AIの有識者、研究者、エンジニアなどが集い、600を超えるセミナーが開かれる。世界屈指のAIイベントである。自動運転、ロボティクス、エッジAI、生成AI(ジェネレーティブAI)などあらゆる業界を変える最新技術が登場する。

●住友化学、LAホールディングスに妙味!

この成果次第では4月10日を前に、ハイテクセクターが底入れする公算があろう。ただ、AI関連および半導体関連はフィーバーを演じてきただけに、目先は調整が必要だろう。AI関連ではサービスナウ<NOW>(エヌビディアと業務提携)の最高ランクのパートナー称号を持つロココ <5868> [東証S]の上値は残っていると思う。

住友化学 <4005> [東証P]の310~320円は面白い。市場関係者の評価は「苦戦」と散々だが、1925年6月設立の老舗だ。優秀な人材に加え、土地の含み、大量の株式を保有、子会社も多い。東証改革のターゲットになりそうだが、その点は絞りがいがある(濡れぞうきん?)ということ。

レゾナック・ホールディングス <4004> [東証P]だって、再生できたじゃないか。経営者の意識は変わった。住友化学には医薬品農薬電子材料など有望分野がある。石油化学はレゾナックが大分工場の分離を計画するなど、官民挙げて立て直しに向け始動を開始している。

LAホールディングス <2986> [東証G]は2月9日に5270円の高値を付けたあと、1000円幅の深押しを形成している。業績面は不安がない。商業用不動産、再生不動産、不動産賃貸とバランスの良い業態だ。2024年12月期の1株利益は560円、2025年12月期は600円を超えるだろう。

配当は前期が211円(前々期は200円)、今期は220円の計画だ。PERは8倍前後と出遅れている。ここでの株価下落は貸し株による売り仕掛け。最近は熊本を軸に、九州に注力している。半導体関連工場の建設ラッシュを睨んだもの。昨年には知名度向上を狙って、福証に上場した。こうした積極経営は評価できる。

2024年3月15日 記

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる