牧野フは大幅反発、22年3月期は26億円の黒字に浮上で10円増配へ
牧野フライス製作所<6135>が大幅高で3日ぶりに反発している。4月30日の取引終了後に発表した21年3月期の連結経常損益は13億7400万円の赤字(前の期は41億3000万円の黒字)に転落したが、従来予想の36億円の赤字を上振れて着地。続く22年3月期は26億円の黒字に回復する見通しとなり、これを好感する買いが入っている。
前期業績の上振れは米国と中国で売り上げが増加したことに加え、為替差益が発生したことが要因。今期は国内で半導体製造装置や自動車向けを中心に受注が増加するほか、中国では電子部品関連の金型向け受注が好調を維持する計画だ。併せて、今期配当は前期比10円増の30円に増配する方針としており、これも好材料視されている。
株探ニュース