会社側からの【修正の理由】

新型コロナウイルス感染症による消費や経済の停滞が世界全体に与える影響などから、工具需要に関しても回復が遅れるものと当初は想定しておりましたが、日本においては横這いの景況感が続くものの、中華圏におきましてはいち早く経済が好況に転じて、工具需要も順調に回復しております。また、欧州、米州においても製造業の景況感が改善してきており、在庫調整もこの景況感に連動して順調に進んできております。　このような状況を踏まえ、世界経済全体としては依然として厳しい環境にあるものの、製造業に関しては今後も一定程度の稼働が継続し、当社の工具需要も当初の予想より改善に向かうであろうと判断いたしました。　以上のような理由により、2021年11月期第2四半期の業績予想を個別・連結ともに上方修正いたします。また、この状況が下半期以降も継続傾向であることを勘案して、2021年11月期通期業績予想に関しても、個別・連結ともに上方修正することといたします。　通期個別業績予想に関しては、売上高51,000百万円（前期比16.5％増）、営業利益4,500百万円（同153.3％増）、経常利益6,300百万円（同16.3％増）、当期純利益4,600百万円（同1.2％減）を見込んでおります。　通期連結業績予想については、売上高122,000百万円（前期比16.9％増）、営業利益15,000百万円（同78.6％増）、経常利益15,200百万円（同69.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円（同77.3％増）を見込んでおります。

当社は株主への利益配分を重要な経営課題の一つとして認識し、「連結ベースでの配当性向30％以上」を目処に、キャッシュフロー、財務状況等を勘案し、配当を実施することを基本方針としております。　この方針に基づき、2021年11月期の配当予想は、株主様のご支援にお応えするため、業績予想の上方修正内容を勘案した結果、見直しをいたしました。　これにより、2021年11月期中間配当予想は14円となり、年間配当金は期末配当予想17円と合わせて31円になる予定であります。　但し、上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。