石川製が逆行高、台湾有事への警戒感強まるなか投資資金を誘引
石川製作所<6208>は日経平均が大幅安となるなかで強さを発揮し続伸。１４００円台のもみ合いを経て７５日移動平均線を約３週間ぶりに上回り、トレンド転換の気配をみせている。米民主党のペロシ下院議長が台湾を訪問する見通しにあることから、中国側が激しく反発しており、米中関係の悪化が警戒されている。岸田首相は中国の軍備拡張を念頭に置き、バイデン米大統領との日米首脳会談後に防衛予算の大幅拡大に言及したが、これを受け防衛省と取引関係のある銘柄には収益拡大に向けた思惑が浮上している。同社株は株式市場で防衛関連の象徴株としての位置付けから、台湾有事が警戒されるこのタイミングで投資資金を誘引する形となった。
株探ニュース
