富士電機は急反発、第1四半期33%営業減益も悪材料出尽くし感
富士電機<6504>は急反発している。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高1688億4400万円(前年同期比4.1%減)、営業利益24億3500万円(同33.1%減)、純利益13億5600万円(同46.4%減)と大幅減益となったものの、想定の範囲内だったことから、目先の悪材料出尽くし感から買われているようだ。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた企業活動の制約による納期延伸や設備投資抑制などの影響を受けて、「パワエレシステム エネルギー」「食品流通」部門を中心に需要が減少した。また、為替変動の影響やパワー半導体事業の先行投資増なども利益を圧迫した。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。
株探ニュース