ニデックは見直し買いで6000円台回復、好業績評価で底値圏離脱の兆し
ニデック<6594>が全体地合い悪にもかかわらず続伸、フシ目の6000円大台を回復し異彩を放っている。株価は昨年秋口から底値圏もみ合いの動きにあったが、足もと機関投資家とみられる大口の買いで出直り歩調を強めている。24年3月期は売上高、利益ともに過去最高更新見通しにあり、営業利益は前期比80%増の1800億円を見込んでいる。育成中の電気自動車(EV)向けモーターの需要拡大にやや不透明感も漂い、最近は米テスラ<TSLA>の株価低迷が同社への連想売りを誘発していた面もあった。ただ、実態面では産業用モーターの牽引により25年3月期も大幅増益での連続最高益更新が見込まれており、見直し買いを呼び込んでいる。テスラの株価も前日の米国株市場で続急伸をみせたことで、これも追い風材料となっている。
株探ニュース