ズームがS高カイ気配、業績成長の継続と利益還元姿勢を好感
ズーム<6694>がストップ高カイ気配となっている。15日の取引終了後に発表した20年12月期の連結業績は売上高104億1900万円(前の期比21.0%増)、営業利益7億5100万円(同2.6倍)に拡大して着地。続く21年12月期の業績予想は売上高120億円(前期比15.2%増)、営業利益8億円(同6.5%増)に伸びる見通しを示しており、これを好感する買いが入っている。
前期はステイホーム需要を背景に音楽用電子機器の受注が増加したことで、営業利益は従来計画(5億7300万円)を大きく上回って着地した。今期もステイホーム需要の継続が追い風となるほか、昨年4月に連結子会社化したZOOM North Americaの業績が通期寄与し、売上高、営業利益ともに過去最高を更新する見通しだ。好調な業績を踏まえ、前期の年間配当を40円から62円(前の期は34円)に増額し、今期も前期比5円増の67円に増配する方針としたことも好材料視されている。併せて、23年12月期に売上高150億円、営業利益12億円を目標とする中期経営計画も発表している。
株探ニュース