サンケンは一時9%高、産機や自動車向け堅調で23年3月期最終利益2.5倍に
サンケン電気<6707>が反発。上昇率は一時9%を超えた。前週末4日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、これを好感した買いが先行した。
売上高は1900億円から2220億円(前期比26.4%増)、最終利益は67億円から80億円(同2.5倍)にそれぞれ見通しを引き上げた。産業機器市場向けはデータセンター関連の需要が堅調だったほか、業務用空調やファクトリーオートメーション(FA)機器に対するパワーモジュール製品の拡販も順調に推移するとみる。
自動車市場向けは受注残が積みあがるなか、生産ミックスの見直しや増産効果などで売上高が伸長する見込み。想定為替レートも円安方向に見直し、これらの要因を業績予想に反映させた。
最終更新日:2022年11月07日 10時18分
株探ニュース