サン電子---19/3期は減収だが、損失幅は改善。モバイルデータソリューション事業が好調に推移
サン電子<6736>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.0%減の252.43億円、営業損失が2.00億円(前期は10.74億円の損失)、経常損失が3.52億円(同11.02億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は9.85億円(同12.93億円の損失)となった。
モバイルデータソリューション事業は、モバイルフォジンジック機器及びその関連サービスが好調に推移し、デジタル・インテリジェンス事業が19.6%の大幅増収となった。エンターテインメント関連事業は、遊技機メーカー向けの遊技機部品の販売が大きく減少となったことに加え、パチンコホール向けの設備機器の販売も減少した。新規IT関連事業は、M2M事業は自販機向け等のM2M通信機器の販売が低調に推移したものの、「AceReal One」の開発費がピークアウトし、その他費用も効率的を図ったことで損失は減少した。O2O事業は新規店舗の開拓が進み前期で増収となったが研究開発等の費用も増加した。その他事業は、スマートフォン向け、VR向けゲームコンテンツともに低調に推移した。
2020年3月期通期の連結業績予想については、レンジで開示している。売上高が前期比8.9%~14.1%増の275.00億円~288.00億円、営業利益が1.00億円~6.00億円、経常利益が1.00億円~6.00億円、親会社株主に帰属する当期純損益が、1.70億円の損失~3.30億円の利益を見込んでいる。
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株探ニュース