日本信号が買い気配、今期経常は8%増益・1円増配、4.6%上限に自社株取得へ
日本信号 <6741> が買い気配でスタート。7日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比2.7倍の79億円に急拡大し、従来予想の70億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比7.6%増の85億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。
前期上振れはホーム安全システム関連や信号保安装置、海外向け信号システムの販売が伸びたことが背景。今期は20年に向けて導入が加速するホームドアに引き続き注力し、ICTソリューション事業の収益拡大を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比1円増の26円に増配する方針とした。
さらに、発行済み株式数の4.6%に相当する300万株(金額で35億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
株探ニュース