ソニーが大幅反発、ゲーム分野好調見込み19年3月期純利益予想を上方修正
ソニー<6758>が大幅高で3日ぶりに反発し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高および営業収入を8兆3000億円から8兆6000億円(前期比0.7%増)へ、純利益を4800億円から5000億円(同1.9%増)へ上方修正したことが好感されている。
スマートフォンの販売台数予想を見直し、モバイル・コミュニケーション分野の売上高見通しを下方修正したものの、足もとで「プレイステーション4」のハードウェアやソフトウェアが好調なゲーム&ネットワークサービス分野の売上高予想を上方修正したことや、想定為替レートを1ドル=110円前後(従来予想105円前後)、1ユーロ=127円前後(同125円前後)に見直したことが売上高を押し上げる。スマホ事業のリスクを考慮し営業利益は6700億円(同8.8%減)で据え置いたが、スポティファイ・テクノロジー株の持ち分証券に関する利益が想定を上回っているほか、為替差損の改善もあり、最終利益予想を上方修正した。
なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高および営業収入1兆9536億2400万円(前年同期比5.1%増)、営業利益1950億600万円(同23.7%増)、純利益2264億4700万円(同2.8倍)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース