ソニーGが大幅続伸、ゲーム事業の見通し引き上げ23年3月期営業利益予想を上方修正
ソニーグループ<6758>が大幅続伸している。2日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を1兆1600億円から1兆1800億円(前期比1.9%減)へ、純利益を8400億円から8700億円(同1.4%減)へ上方修正したことが好感されている。
テレビの販売台数減少でエレキ事業の売上高計画を下方修正したほか、映画製作における一部作品の劇場公開日の変更の影響で、売上高は11兆6000億円から11兆5000億円(同15.9%増)へ下方修正した。ただ、為替の好影響でゲーム事業の営業利益計画を増額したことが利益を押し上げる。なお、第4四半期の想定為替レートは1ドル=134円前後(従来予想140円前後)、1ユーロ=139円前後(同138円前後)としている。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高8兆4762億円(前年同期比10.7%増)、営業利益1兆797億円(同1.5%増)、純利益8089億6800万円(同4.9%増)だった。ゲーム事業で自社制作ゲームソフトウェアの販売が増加したことや、為替の好影響で半導体事業が大幅増益となったことなどが寄与した。
あわせて、未定としていた期末配当予想を40円にするとした。年間配当予想は75円(前期65円)になる予定だ。
株探ニュース