アルチザは反落、21年7月期業績は10%営業増益見通しも市場予想を下回る
アルチザネットワークス<6778>は反落している。3日の取引終了後に発表した21年7月期の連結業績予想で、売上高を36億円(前期比11.4%増)、営業利益4億8200万円(同10.0%増)、最終利益3億7700万円(同14.2%減)と2ケタ営業増益を見込むものの、市場予想平均の6億円前後を下回ることから失望売りが出ているようだ。
モバイルネットワークソリューションで、前期に続き5G向け製品の販売やテストサービスの受託増を見込むほか、開発及びサポート体制の強化を図り、5G向け製品の海外向け販売増を狙う。また、IPネットワークソリューションでネットワーク監視用途のパケットキャプチャツール「etherExtractor」の販売及び保守サービスの獲得に注力し、業績拡大を図る見通しだ。
なお、20年7月期決算は売上高32億3100万円(前期比22.9%増)、営業利益4億3800万円(同5.9倍)、最終利益4億3900万円(同5.4倍)だった。5Gと並行していた4G向けの研究開発費の負担軽減により販管費が減少し、営業利益は従来予想の3億7000万円を上回って着地した。
同時に、5G向け「高負荷機能」テストソリューションをNTTドコモ<9437>から受注したと発表した。21年7月期業績予想には計上済みとしている。
株探ニュース