日電波が急動意、5G関連で水晶製品の高い競争力に期待
日本電波工業<6779>が急動意、一時47円高と値を飛ばし10日ザラ場以来となる700円台に乗せる場面があった。TCXO(温度補償水晶発振器)などの水晶デバイスを手掛けるが、小型製品に強く商品競争力は世界屈指。高速通信規格5Gの商用サービスが本格化するなか、5G向け高付加価値製品の展開力に期待が高まっている。前期は営業利益段階から大赤字に落ち込んだことで、機関投資家などが既に売り切っていることで、その分戻り売り圧力に乏しい強みがある。市場筋によれば「来期以降は黒字化が定着するとの見方が、株価を後押ししている」(準大手証券ストラテジスト)という。
株探ニュース