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日本トリム Research Memo(7):2019年3月期は前期比9.4%の増収、同32.6%の営業増益を見込む

特集
2018年10月5日 15時07分

■日本トリム<6788>の今後の見通し

● 2019年3月期予想

(1) 2019年3月期の業績予想

2019年3月期は、売上高が前期比9.4%増の15,340百万円、営業利益を同32.6%増の2,130百万円、経常利益を同20.7%増の2,030百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.4%増の1,210百万円とした。

6月の電解水素水整水器の売上高は月間過去最高を記録

(2) 事業別予想

ウォーターヘルスケア事業は、売上高を前期比8.5%増の14,157百万円、営業利益を同25.2%増の2,040百万円と予想している。整水器の売上高は前期比10.3%増の8,087百万円を見込む。販売チャネル別の増減率は、職域販売が10.7%増、取付・紹介販売が6.2%増、店頭催事販売が5.3%増、卸・OEMが27.6%増、アフターが1.0%増としている。

2019年3月期第1四半期におけるウォーターヘルスケア事業の売上高は前年同期比16.0%増の3,964百万円、営業利益は同14.8%増の798百万円となった。売上高、利益とも会社想定を上回った。整水器の月次売上高動向は、2018年4月に前月の期末キャンペーンの影響を受けたものの、6月に月間売上高で過去最高を記録した。6月はキャンペーンによる押し上げ効果があったが、全体として成長トレンドに復帰したとみている。チャンネル別では、直販ルートが好調であるが、卸・OEMは苦戦している。営業段階では、下期のための仕込みをかけている。

同社は、2年連続して「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されている。職域販売において、健康経営提案による自動車ディーラーでの172台の導入が従業員向け展開につながり、計500台以上の実績を上げた。まずは健康経営を重視する企業に売り込み、職場で電解水素水の飲用を習慣化した社員に広げるBtoBからCへ展開する販売手法が形となりつつある。

高機能・高価格の新製品「トリムイオン GRACE」の構成比は、60%程度と大きな変化はない。並行販売している従来機の「トリムイオン HYPER」と比べ、金型の償却負担や新規の部品コストなどから製造原価率が高い。ネガティブキャンペーン以前のウォーターヘルスケア事業の売上高営業利益率は20%前後であったが、2019年3月期は前期よりも改善するものの14.4%を予想している。累計生産台数が増加するにつれ、習熟度が高まり、コストダウンが進むだろう。

カートリッジの売上高は、前期比3.7%の増加を見込んでいる。前期の機器販売が落ち込んだことを反映していると思われるが、例年よりも抑えた予想となっている。

海外事業では、中国が前期の急成長の後、15.8%の伸び率を見込んでいる。一方、増産に当たって品質管理を強化したインドネシアは、増収率が前期の8.5%から22.8%へ拡大する予想になっている。

医療関連事業は、売上高が同20.5%増の1,183百万円、営業利益が90百万円と黒字転換を見込んでいる。持分法適用の中国の病院事業は、先行投資期間のため2019年3月期も180百万円の損失と赤字が続く前提となっている。それを勘案して、予想経常利益は営業利益よりも100百万円少ない額としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《MH》

提供:フィスコ

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