日本マイクロは大幅高、TSMC新工場など半導体設投特需の思惑を背に出直り相場へ
日本マイクロニクス<6871>が大幅高で出直り相場の様相を強めている。1月28日に下ヒゲの長い十字足で底入れを確認、その後は調整を交えながらも下値を切り上げ、目先は5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線クリアも目前に捉えている。メモリー向けプローブカードを中心に半導体計測機器を主力展開している。世界的な半導体不足が顕著となるなか、半導体メーカーの生産能力増強の動きが相次いでおり、同社の収益環境に吹く追い風が意識されている。特に直近では台湾の半導体受託生産最大手のTSMC<TSM>が熊本県の新工場への追加投資を発表、投資金額は日本円にして1兆円近くに達する見込みとなっており、同社にもビジネスチャンスが高まっているとの見方だ。
株探ニュース