三社電機が反落、表面処理用電源などの需要減少し20年3月期業績予想を下方修正
三社電機製作所<6882>が反落している。5日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を245億円から228億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を12億円から2億円(同89.1%減)へ、純利益を8億5000万円から1億2000万円(同91.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
半導体事業において、取引先の在庫調整などによる需要の減速に加えて、電源機器事業でも産業用設備投資の減速から得意分野である表面処理用電源や溶接機などの需要が減少していることが要因。また、上期売り上げに寄与した銅箔生成用やアルミエッチング用などの素材加工用の設備も、取引先の設備投資の慎重な姿勢から来期以降へ先送りされる案件が増えていることも響くとしている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高118億4200万円(前年同期比0.5%増)、営業利益1億8100万円(同78.8%減)、純利益1億1000万円(同83.6%減)だった。
株探ニュース