菊水HDは一時S高、通期上方修正がサプライズに
菊水ホールディングス<6912>が急伸。一時150円高はストップ高となる1134円をつけた。27日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表し、純利益を6億8000万円から8億5000万円(前期比19.9%増)へ増額した。第1四半期が大幅減益となっていただけに、通期の上方修正がサプライズとなって買いを呼び込んでいるようだ。
売上高も103億円から112億5000万円(同11.7%増)へ引き上げた。グリーンエネルギー政策により需要が拡大している米国や、自動車のEV関連需要が旺盛な中国を中心とした海外売上高の大幅な増加が業績を押し上げる。円安による仕入コストの上昇など不透明要因はあるものの、世界的な需要回復を背景に第3四半期以降も堅調に推移する見通し。なお、同社はきょう28日に決算発表を予定している。
株探ニュース