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個人投資家hina:「半導体関連と銀行株を注目する理由」【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2023年2月27日 17時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年2月24日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】にレギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。

・米国市場

上昇が続いていた米10年物国債利回りがここ2日ほど少し伸び悩みの展開となったことは、米株市場にとっては買い戻し機運が高まる要因となったようです。米エヌビディアが14%という大幅上昇となったことが半導体株にプラスの影響を与えた面はありそうです。24日の日本市場でも半導体はこのエヌビディアの上昇の影響を大きく受ける形で、上昇しています。

エヌビディアはパソコンのグラフィックボードなどで有名な会社です。仮想通貨のマイニングが流行ったときや、コロナの巣ごもりでパソコンのニーズが上がったときに需要拡大で株価も噴き上がりました。21年後半からはパソコンの在庫調整や、グロース株売りの流れに巻き込まれ、調整の動きが続いてきました。昨年10月に目先底打ちとなり、安値からは+120%もの上昇となってきています。日本の企業で、流れの似たようなチャートになっているのは、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>あたりかなと思います。チャートの形が完全一致というわけではありませんが、ここ3年くらいのチャートを見ると似通っており、やはり日米の半導体の代表的な銘柄ということで影響を受けあっているようですね。

・新日銀総裁 所信聴取

新日銀総裁となる植田氏の所信聴取が衆院で行われ、前場9時半以降、ニュースソースにたくさんのヘッドラインが流されていました。24日の日経平均の上昇はこのヘッドライン内容を好感してということはあったと思います。日銀が今行っている金融政策は適切であり、金融緩和を継続していくということが主な内容となります。金融緩和の継続ということで、株式市場にとってはポジティブとなり、日経平均=市場全体としてはプラスに。不動産株はローン金利の上昇が気にされていましたので、金融緩和が続くのなら、と本日は買い戻しで上昇に。銀行株は金融緩和が続くということで、金利が上昇しないのではとなり本日は売り物に。というような図式となっています。

確かに、日銀総裁が変わったからと言って、これまでと全く違う方針で臨むということではないでしょうし、まずは今までの路線を踏襲しつつ、徐々に変えていくということかもしれません。とりあえずは、全体株買い、不動産株買い、銀行株売りという、これまで起きてきた流れと逆方向への巻き戻しという動きとなりました。

ひとつ気になるのは、YCC、イールドカーブコントロールについての今後です。新総裁になったところで、イールドカーブコントロールの在り方を変更していくのでは?との見方はこれまでもありました。植田氏は、YCCについて「将来には様々な可能性が考えられる」と説明しています。そして短期金利の低め誘導には賛成だけれど、長期金利の過度なコントロールについては懐疑的、という立場ではあるようですので、将来的にイールドカーブコントロールについては変化をさせていくかもしれません。

長期金利を抑え込むイールドカーブコントロールのやり方を変えていくなら、長期金利の上昇につながっていく可能性はあります。そうなれば、メガバンク株にはプラスになっていきそうではありますが、24日は、みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>、三菱UFJ<8306>、などのメガバンク株は下落で反応しています。

切り口が多くてわかりにくいですが、金利が上がっていくなら銀行株にはポジティブ、金利が上昇しないならネガティブ、という図式ではあります。メガバンク株は株価的には2008年のリーマンショック以降で見て一番高い位置にきていて、反対売買がかさむのも怖い位置ではありますが、金利の上昇方向へのにおいが出てくるようなら一段高の可能性も秘めています。銀行株については、まだまだ悩ましい動きが続きそうですね。

執筆者名:hina

ブログ名:hinaの株ブログ

《TY》

提供:フィスコ

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