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ヘリオステクノ Research Memo(9):今通期見通しを上方修正。下期もHRPの大量納入が収益拡大をけん引

特集
2018年2月6日 16時52分

■今後の見通し

1. 2018年3月期通期の業績見通し

ヘリオス テクノ ホールディング<6927>は今第2四半期決算に際して2018年3月期通期業績見通しを上方修正した。修正予想は、売上高23,500百万円(前期比37.3%増)、営業利益2,600百万円(同87.5%増)、経常利益2,600百万円(同89.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(同57.3%増)となっている。

上方修正の結果、期初予想に比べて、売上高、営業利益がそれぞれ上積みされた。今下期の収益変動要因は大きく分けて、1)HRPの受注のうちの残りの納入、2)MLS(露光装置用光源ユニット)の追加受注とその納入、3)フレキソ印刷機(中身は配向膜製造装置)の納品の来期への期ずれ、の3点だ

HRPの受注の残りの分は当初は2019年3月期の納入と計画されていたが今下期に早まった。これにより、フレキソ印刷機の期ずれのマイナス影響を完全に吸収し、下期の売上高の1,237百万円の上方修正につながった。

弊社では今下期の業績見通しについて、現時点では現在の会社予想は妥当だと考えている。下期の営業利益計画は当初予想の1,000百万円から894百万円に減額された形となっているが、これはフレキソ印刷機の期ずれの影響を多めに、HRPの大型受注の残りの売上計上からの利益を固めに見た結果と弊社では推測している。この点、上振れの余地は十分あるが、一方でHRPの大量納入にはリスクもあり、慎重に見ることは現時点では妥当な判断だと考えている。

今期の視点は、業績の数値が重要であることは言うまでもないが、同社の生産・納入の体制の確認や、用途開発・顧客開拓の進捗を見守ることがより重要だと考えている。前述のように、同社のHRPは今後、多少の上下動はあってもさらに需要が拡大する潜在力がある。いざそれを受注した時にきちんと納期を順守できるかは極めて重要だ。その意味で今第2四半期の実績は大きな収穫と言えるが、今下期でさらにその点の確信を深めたい。また、これまでのところは顧客側が用途開発を行う形でHRP需要が増加してきた。今後、安定的に需要を伸ばすには、同社側からの用途提案は不可欠だと弊社では考えている。この点について同社がどのような対応をしてくるか見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

提供:フィスコ

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