カシオが急落、第1四半期決算は営業赤字に転落
カシオ計算機<6952>が急落している。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高400億700万円(前年同期比39.5%減)、営業損益11億8900万円の赤字(前年同期75億3200万円の黒字)、最終損益9億300万円の赤字(同49億300万円の黒字)となり、営業赤字に転落したことが嫌気されている。
「G-SHOCK」の心拍計やGPS機能を搭載した新ラインG-SQUADは好調に推移したものの、新型コロナウイルスの影響による消費者マインドの冷え込みで、ECを除く全世界的に時計の実店舗販売が落ち込んだ。各種のコストダウンを進めたものの、赤字を余儀なくされた。
なお、従来未定としていた21年3月期通期業績予想は、売上高2200億円(前期比21.6%減)、営業利益60億円(同79.4%減)、最終利益30億円(同82.9%減)を見込んでいる。
株探ニュース