<注目銘柄>=CMK、車載用プリント配線基板の拡大が収益向上を牽引
プリント配線基板国内最大手の日本CMK<6958>を業績拡大期待銘柄として注目したい。同社は18年3月期通期の連結業績を、売上高800億円(前期比6.1%増)、経常利益37億円(同40.8%増)と大幅増益を見込む。
自動車の急速な電装化率の上昇に伴って、車載用プリント配線基板の需要拡大が同社の収益向上を牽引している。電装化率の上昇には、ハイブリッド車・電気自動車比率の上昇といった内燃機関の変化や、ADAS(先進運転支援システム)の進展・自動運転化の2つの背景がある。これに伴いプリント配線基板は、搭載面積の拡大と付加価値の高い多層化製品ニーズが拡大している。19年3月期も、国内外で車載用基板の需要拡大が見込まれている。
株価は、昨年12月13日に966円の安値をつけて以降、ジリ高歩調で推移しているが、好業績期待銘柄のなかでは出遅れが鮮明になり、上昇が加速するタイミングが近そうだ。(朱)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース