三井ハイテクがカイ気配で水準切り上げる、今期業績急回復と大幅増配を好感
三井ハイテック<6966>がカイ気配スタートで水準を切り上げている。同社が10日取引終了後に発表した21年1月期第3四半期(20年2~10月)の決算は売上高が695億100万円(前年同期比8%増)、営業損益が18億8400万円の黒字(前年同期は1億400万円の赤字)に浮上した。半導体市況の回復を背景にICリードフレームの販売が好調で、電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要も収益に貢献した。また、固定費削減などの合理化努力も実を結んでいる。これにあわせて、非開示だった21年1月期通期の業績予想も発表、営業利益は26億円(前期実績は1900万円)に拡大する見通し。また、好調な業績を背景に株主還元策も強化、今期の年間配当を従来計画の6円から12円(前期実績は6円)に大幅増額した。これらを評価する買いが集中する格好となった。
株探ニュース