<注目銘柄>=ネットプロ、「atone」「NP掛け払い」が成長牽引
ネットプロテクションズホールディングス<7383>は、6月4日に年初来安値322円をつけた後も安値圏で推移しているが、再成長期待が高まっていることを考慮すると、時価水準は下値拾いの好機といえそうだ。
同社は後払い決済(BNPL)の国内最大手。従来型の消費者向けBNPLの成長速度はやや鈍化しているものの、通販・実店舗ともに使える後払い決済の「atone」や企業間決済の「NP掛け払い」などが業績を牽引している。
5月15日に発表した26年3月期連結決算でも、「atone」は既存加盟店の取引拡大とデジタルコンテンツなどのEC非物販領域での新規獲得が寄与し、GMV(流通取引総額)が前の期比55%増の620億円に拡大。一方の「NP掛け払い」は既存店の伸長と25年5月に稼働を開始した大型案件の通期寄与により、GMVが前期比39%増の3438億円と大幅に伸長した。
今後も決済代行事業者やカートシステムとの連携を通じた新領域の案件獲得に注力することで「atone」の成長を見込むほか、パートナー企業との大型提携により「NP掛け払い」の成長を見込む。27年3月期は営業利益36億円(前期比26.4%増)を予想している。
更に、今年に入って発表したジェーシービー(東京都港区)や三井住友カード(東京都江東区)などとの提携効果も今後、本格的に業績に貢献するとみられ、29年3月期に営業利益60億円を目指す3カ年事業計画達成への期待も高まりそうだ。(温羅)
株探ニュース