東エレクが最高値更新、5G関連投資で半導体製造装置回復に期待感
東京エレクトロン<8035>が大幅高で一時700円高の2万5875円まで買われ、上場来高値を更新した。全体相場は上値の重い展開で、週明け以降は値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回る地合いが続いているが、半導体製造装置関連株は強い動きを維持する銘柄が多く、同社株はその筆頭に挙げられる。半導体製造装置の市場は、2020年は前年比増加に転じるとみられているが、これは次世代通信規格「5G」関連の投資需要が大きく影響している。米国株市場でも半導体周辺銘柄の動きは強く、前日はNYダウやナスダック総合指数だけでなく、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続伸で最高値を更新した。東京市場でもシンボルストックである同社株に海外投資家とみられる買いが観測され、株価を押し上げる格好となっている。
株探ニュース