東エレクが一時2400円超の上昇で最高値街道、TSMC決算受け世界で半導体株高
東京エレクトロン<8035>が異彩の上げ足で、一時2410円高の4万4660円まで買われ最高値街道を突き進んでいる。前日は利益確定売りに上昇一服となったものの、きょうは機関投資家とみられる大口の実需買いが流入し、前日の下げ幅の3倍以上の急伸となった。世界的な半導体需給ひっ迫が、半導体製造装置メーカーに強力な追い風となっており、前日の米国株市場では半導体製造装置で世界首位の米アプライドマテリアルズが約8%高と物色人気に沸いた。半導体関連企業の収益動向は世界的にも投資家の視線が集中している。前日は半導体受託生産最大手のTSMCが10~12月決算を発表、大幅増収増益を達成するとともに21年12月期に過去最大規模の設備投資を計画していることが伝わり、アプライドマテリアルズの株価急騰の背景となった。そうしたなか、東エレクは国内最大の製造装置メーカーとして海外ファンドの組み入れ対象として注目度が高い。
株探ニュース