キヤノンMJは反落、19年12月期営業利益予想を上方修正も物足りなさ
キヤノンマーケティングジャパン<8060>は反落している。23日の取引終了後、19年12月期通期連結業績予想について、売上高は従来予想の6220億円(前期比0.1%増)を据え置きつつ、営業利益を295億円から300億円(同3.7%増)へ、純利益を209億円から210億円(同0.8%増)へ上方修正したが、物足りないとの見方から売られているようだ。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高3028億5600万円(前年同期比0.8%増)、営業利益134億1800万円(同38.8%増)、純利益94億3600万円(同26.9%増)と大幅増益となっており、上期の好調を踏まえて修正したという。
なお、上期はデジタル一眼レフカメラや産業機器が減少したものの、ITソリューションはWindows7の延長サポート終了に伴うビジネスパソコンの入れ替えが進んだことに加え、Office365に対応したIT支援クラウドサービス「HOME」や、ウイルス対策ソフト「ESET」を合わせて提案したことで、引き続き順調に推移した。また、中堅・中小企業においてニーズが高まっている、業務効率化のための各種ソフトウェアの出荷も好調に推移し業績拡大に貢献した。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース