七十七など地銀株の上昇続く、30年債入札「不調」で国内長期金利は急上昇
七十七銀行<8341>や千葉興業銀行<8337>、しずおかフィナンシャルグループ<5831>など地銀株が連日の上昇。メガバンクではみずほフィナンシャルグループ<8411>が朝安後に切り返して後場に一段高となった。日銀によるマイナス金利政策の解除への思惑がくすぶるなか、財務省が7日に実施した30年国債入札は、応札倍率が2.62倍となり、前回の3.60倍を下回った。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は1円20銭で、前回(11月9日)の20銭から大きく拡大。債券市場では「不調」と受け止められ、長期債価格が急落(長期金利は急上昇)。国内金利の急上昇を受けた買いが銀行株を押し上げたようだ。
株探ニュース