郵船は後場急伸、今期業績見通しと配当予想を大幅増額修正
日本郵船<9101>が後場一段高に買われている。きょう昼ごろ、22年3月期の連結経常利益を従来予想の3700億円から5000億円(前期比2.3倍)へ上方修正すると発表。従来の2期連続での過去最高益予想を更に上乗せしており、これが好材料視されている。
今期業績の上方修正は7月1日に続き、早くも2回目。定期船事業で持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの業績が旺盛な輸送需要の継続を背景に前回予想を一段と上回る見通しとなった。また、物流事業で需給が引き締まった状況が続くことに加え、好調なドライバルク市況などで収支が良化することも上振れの要因となる。好調な業績を踏まえ、今期の年間配当を従来計画の200円から700円(前期は200円)に大幅増額修正した。配当利回りは10%を超えており、株主還元の強化を評価する買いも入っている。
株探ニュース