海運株の上昇基調続く、バルチック海運指数1カ月ぶり3000大台回復
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、NSユナイテッド海運<9110>が揃って上値追い態勢にあり、業種別値上がり率上位3傑に食い込んでいる。ワクチン普及進展を背景とした経済正常化期待を背景にグローバル物流が回復し収益環境は良好。海運業界はドル建て決済のため、ここ最近の円安進行も追い風材料となっている。また、いち早くコロナ禍から脱却した中国経済は足もと個人消費の好調が観測されており、同国経済と連動性の高いバルチック海運指数もここ上昇基調を強めていることはポジティブ材料となる。同指数は前週半ばから急上昇に転じ、15日時点で3025まで水準を切り上げ、5月13日以来約1カ月ぶりの3000大台回復を果たした。
株探ニュース