明治海がストップ高カイ気配で値上がり率トップ、USO投げ売りでタンカー特需
明治海運<9115>がストップ高水準で張り付き東証1部の値上がり率トップとなっているほか、共栄タンカー<9130>も値幅制限上限でカイ気配を続けている。このほかNSユナイテッド海運<9110>、飯野海運<9119>なども大幅高に買われている。20日にWTI原油先物の期近5月物で1バレル=マイナス37ドル63セントと史上初のマイナス圏に沈むという現象が起きたが、これは同原油先物に投資するETFであるUSO(ユナイテッド・ステーツ・オイルファンド)の投げ売りが主要因となったとみられている。このUSOは現在保有する原油先物の大半が6月物となっていることで、5月物同様に22日から期近となった6月物の価格も下方リスクに対する思惑が強い。タンカーを貯蔵場所の対象とするニーズがタンカー保有会社の株価を強く刺激する格好となっている。
株探ニュース