東京株式(前引け)=反発、リスクオフの反動で買い戻し
10日前引けの日経平均株価は前営業日比143円59銭高の2万1545円72銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は7億9712万株、売買代金概算は1兆4612億円。値上がり銘柄数は1721、対して値下がり銘柄数は366、変わらずは52銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、目先リバウンド狙いの押し目買いや買い戻しが入り日経平均は反発に転じた。依然として米中貿易摩擦に対する警戒感は拭えないが、貿易交渉は継続される見通しにあり、10連休明けから前日までの3営業日で日経平均は850円以上の下落をみせていたこともあって、目先値ごろ感が意識された。中国・上海株市場をはじめアジア株市場が総じて堅調な動きをみせたことや、足もと外国為替市場で円高が一服したことも追い風材料となった。前引け時点の東証1部の値上がり銘柄数は8割に達し、売買代金は1兆4600億円台と高水準。
個別ではファーストリテイリング<9983>が上値追いを続け、任天堂<7974>も堅調。ソニー<6758>、武田薬品工業<4502>も買い優勢だった。村田製作所<6981>、安川電機<6506>なども高い。ニホンフラッシュ<7820>がストップ高に買われ、ヴィンクス<3784>、ダブル・スコープ<6619>、日本ユニシス<8056>も値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、三菱商事<8058>、昭和電工<4004>も値を下げた。三井E&Sホールディングス<7003>が急落、東海カーボン<5301>も大幅安となった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)